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病気がくれた出会い

池松千恵子

「青天の霹靂」「想定外の人生」という言葉を、2021年の夏から何度も、ドクターに言いました。 ちょうど、コロナ禍の最中でした。

2020年2月に、友人を肺癌で失いました。 2021年4月に、脊柱管狭窄症の手術を受けました。その後,身体に変化が現れて、2022年の1月に、熊大で「進行性核状性麻痺」と診断されました。 でも未だその時点では、歩く事が可能でした。 「万事塞翁が馬」の人生を送って来た私にはまだ、進行性の病気がどのようなものか、解っていなかったのです。 2023年4月21日迄は、アクティブに、バスや電車に乗り、友人達とも出かけました。 4月21日に.転倒して、手首を骨折しました。

転倒は、これまで何度も、家の中では繰り返していましたが、毎日のように自分で杖をついて、2~3キロは歩いて体力作りに頑張っていました。 4月21日に、病院で、手術、入院を、しました。 その最中に,熊本バーキンソン病友の会の存在を知りました。 Hさんにアクセスしました。 今思えば『藁をもつかむ』という状況でした。 それが証拠に、どんな方法でアクセスしたのか?覚えていません。 PDダンスの先生が、Hさんのことを褒めていた事を頼りにしました。 それから、タイミングよくリアルさくら会があることを知り、出席しました。 会の受付で、初めて皆さんに会いました。帰り道には、初めて会ったAさんが、一緒に電車に乗って鶴屋まで行ってくれました。

会場ではSさんが、声かけてくれました。 皆さんが、暖かく受け入れてくれたのが嬉しかったので、zoomでも、さくら会に参加しました。 アレヨ?アレヨ⁇と、樋口了一さんの応援団にも出会いました。 北部町つくりセンターでの映画監督さんとの、トークショーから、ラジオ番組へのコメント、樋口了一さんのCD販売と、俄かフアンになりました。 Sさんが、またまた、優しくしてくださるのです。 友人達も誘って、歌の会等にも行きました。 私の病気を、理解してくれる良い機会です。 病気になったから、素敵な、Hさんと、Sさんに出会う事ができました。 いろいろ,報告したい事は、沢山あります。 2023年の9月以来、コロナが落ち着いて来てからの私の周りも、素敵な出会いがありました。 私は今、また入院してます。 なんと!入院する前日に、HさんとSさんが時間を作り会ってくれました。 Hさんは、八代から1人でJRできました。Sさんが、車で迎えに来てくれました。 3人で熊本名物『だご汁』を食べに行きました。 フードパルの公園で、Sさんが持参したコーヒーを飲みながら、話をいっぱいしました。

秋の空が、綺麗だった~!

二人が優しいのはきっと、二人共に、キツイ事を乗り越えてきたから、周りの人に優しくできるんですねー。 気を使ってくれました。 手を貸してくれました。 おしゃべりをしました。 若いなあ!前向きなところを見習おうと思いました。 笑いました。 二人の手作りの品もあり、びっくりしました。 次回は、映画『今ダンスをするのは誰だ?』を一緒に観る事です。 それまで、毎日のリハビリを励みます。目標は、歩行器ではなくて、杖でいきます。 病気がくれた、この、出会いを大切にしたいと思います。😊

私の今の思いを読んでいただいた方々に感謝します。

ありがとうございます。

(2023年10月30日)

📧  池松さんの体験記を読んで

初めて受けた池松さんからの電話の声は、はきはきとしていて元気がよく、意志をしっかり持っている方だなぁとの印象でした。実際会ってみると想像以上に活動的でお友達も多く、話をしているともう何年も前からの知り合いのように遠慮なくお喋りができる不思議な魅力を持った方です。難病の診断を受けて、辛く葛藤の日々があったことでしょうが、負けずに楽しいことにチャレンジされている姿は無言の激励を受けているようです。友の会にとって会員の皆さまを元気にするスパイスを持っている方なので、これからも一緒に友の会活動に頑張りたいと思います。

橋本 英江

さくら会での出会い  📧

久しぶり9月10日に希望荘で対面式のさくら会がありました。

実際にお会いしてお話しを聞くことができて良かったです。 

その中に主人と同じ病気の池松さんがいらっしゃいました。

私は主人と初めてさくら会に来て皆さんにとても励まされたことを思い出し私も何かお役に立てることがあればと思いました。

これからも私達にできる事は一緒に楽しんでいきたいと思っておりますのでよろしくお願いします。 

       坂田美代子

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